甘ギャグ?
まあ、よくあるお約束なネタです(笑)





「やっ、そんなおっきいの無理だってぇ」
「おっさんならいけるって」
「いや、その根拠はなんなのよ…」
「あーもう、つべこべ言わずこっち向いて口開けろ!」
「えっ!?んー!」
「あっ、喋んなよ」
「………」
「ちょ、泣くことじゃねえだろ…」
「…っ」
「ほら、ちゃんといけたじゃねえか。よしよし」
「ふっ…………………………んっ………………………………………ごちそうさまでした…」





「で、おっさんはなんでいきなりごっつい巻き寿司を口に突っ込まれたわけ?」
「なんでも2月3日にその年の縁起のいい方角にむかって無言で巻き寿司を食い切ると一年健康で幸せでいられるらしいぜ」
「それ、ほんと?」
「さあ?でも俺はおっさんに幸せになってほしいからな。とりあえず色々やっとこうかと思って」
「ま、まあその気持ちは嬉しいけど、だからってあんなごっついの…アゴはずれるかと思ったわ」
「おっさんの事思ってつくってたらいつの間にかあんなんになってたんだよ。ま、そんだけ俺のおっさんに対する愛がでかいってことだよ」
「また恥ずかしいことを……ところで材料残ってたり、する?」
「まだあるけど。なんで?」
「おっさんもユーリに幸せになってほしいから巻き寿司つくろうかなー…なーんて」
「とびっきりうまいのつくってくれよな!」
「材料一緒でしょうが!あーもぅ、おっさんに食わしたのよりもっとごっついヤツつくってやるぅ!」


あとがき