ギャグ。
いたずらっ子ジュディス。
かわいそうなおっさん(笑)





「フレンちゃんいつの間にかいなくなってると思ったら…」
「やっぱり出てきたわね」

闘技場大好きユーリが個人戦100人切りに挑戦したところ、100人目に出てきたのはフレンだった。

「やっぱりあの二人はすごいねー」
「見ごたえがあるのじゃ」
「二人とも頑張って下さいー!」
「ワウー!」

花も腕もある二人の勝負だ。
闘技場全体も盛り上がっている。

「確かにすごいけど…もうちょっとおもしろくしてみようかしら?」
「あんた何する気よ…」

絶対によからぬ事を考えている笑みを浮かべるジュディスにリタが突っ込むが、止める気はないようだ。

「ユーリ、フレン!勝ったほうにおじさまがサービスしてくださるって!」

自慢の大声で叫んだ言葉に試合中の二人の手が止まり、レイヴンは固まった。

「おっさん!速攻で終わらせるから待ってろよ!」
「レイヴンさん!必ず勝ちますから待ってて下さい!」

二人はそう宣言すると試合を再開させた。

「ちょっ、ジュ、ジュディスちゃんなんて事を!おっさんそんなのできないわよぉ!」
「あら、サービス定食でも作ってあげればいいんじゃないかしら」
「それですむわけないでしょお!おっさん死んじゃうかも…」



結局二人は一歩も譲らず引き分けに終わりレイヴンは難を逃れた。

かと思いきや。

「今度は勝ちますからね、レイヴンさん」
「いーや、今度こそ俺が勝つからな、おっさん」
「もうやめてぇ!」


あとがき